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美味しく食べるヒント

わさび製品の美味しい活用術 ―コロッケ編―(前)

コロッケといえば、小学校の帰りにお肉屋さんの前を通ると漂ってくる、コロッケを揚げた香ばしい匂い。
おもわずお腹がグーと鳴って、「ハラヘッター」と飛ぶように家に帰ったものでした。
そう、コロッケこそ日本人のソウルフードだと信じて疑わない私、“わび”なのです。
ということで今回は、以前から日本人のソウルフードであるコロッケに「カメヤのわさびは絶対に合う!」と密かに思っていた“わび”が、満を持して挑戦する企画《コロッケにわさびーむ‼》をお贈りします。

先ずは今回使用する「わさび製品3つ」について簡単にご説明します。
それぞれの特徴は以下の通りです。

「わさび粗おろし」
風味豊かな静岡県産のわさびに辛味の強い西洋わさびをブレンドし、粗目のおろし金ですりおろしたような、シャキッとした食感がお肉にベストマッチ。わさびのツンとした刺激と、舌触りが楽しめます。

「金印わさび漬」
新潟県宮尾酒造の銘酒「〆張鶴」の酒粕を使用。静岡県産のわさびの本体と茎をたっぷり使い、芳香漂うなめらかなくちどけの酒粕と、シャキシャキとした食感が特徴のわさび漬です。

「わさびガーリック」
本場・静岡県産わさびの風味を生かしつつ、コリアンダーやローズマリーなど10種類のスパイスを調合し、パンチの効いた味わいと、複雑な余韻が特徴の調味料です。食材の旨味を引きだす新しい感覚をお楽しみください。

今回はこの3種類のわさび製品を使って、コロッケを食べ比べていこうと思います。
そこで私“わび”だけでなく、いつもの中年編集マン“さび”氏、グルメを自任するベテランの“づけ”氏にも加わってもらい、多様な観点からレポートします。

中年編集マン“さび”
朝から夕食のことを考えて、酒の肴はどうしようと思いを巡らす。食堂選びには鼻が利き、本人曰く「外したことがない!」が自慢。

いつもの食レポ担当“わび”
味覚と臭覚には自信あり。なんなら臭覚は犬にも負けないと豪語する。様々な調味料を駆使し、味変に天才的才能を発揮。若手のホープ。

グルメを自任するベテランの“づけ”
子供のころから台所に立ち、「理科の実験」と称して調味料を調合して独自の味を追求する。それが高じて現在の本業は薬剤師。通称「スパイスの女王」

先ずは王道のじゃがいもコロッケから。
いざ実食!

じゃがいもコロッケ×わさび粗おろし

“わび”「じゃがいもコロッケに、わさび粗おろしはいかがでしょうか?」
“さび”「わさびの鼻に抜ける辛さと、じゃがいもの甘みがマッチして、かなり旨いね」
“づけ”「コロッケの油っぽさが粗おろしで爽やかになるし、粗おろしの塩っ気がアクセントになってとてもよいね」
“わび”「私も同じでわさび粗おろしは、じゃがいものまろやかさにわさびのツンとした辛味が効いて美味しいと思います」

ということで3人とも文句なしの高評価! 次はじゃがいもコロッケにわさび漬をつけて食べてみます。

じゃがいもコロッケ×わさび漬

“わび”「じゃがいもコロッケに、わさび漬はいかがでしょう?」
“づけ”「コロッケの中身と酒粕の甘さが相まって、和の柔らかさというか、甘く優しい感じがとても美味しいと思う」
“わび”「わさび漬をつけるだけで、こんなにも味のレベルが上がるなんて驚きです。わさび漬に入っているわさびの茎のザクザク感もアクセントとなって、より楽しめますね」
“さび”「うーん、私はじゃがいもが酒粕で甘ったるくなって、いまいちかなぁ…」

意見が分かれましたが、味変で酒粕の風味を楽しみたい人にはおすすめです。

じゃがいもコロッケ×わさびガーリック

“わび”「わさびガーリックはいかがでしょうか?」
“さび”「わさびとガーリックが、コロッケのコクと甘みを引き立たせる感じが絶妙というか、とても美味しいと思う」
“づけ”「私はガーリックの風味が飛んでいるような気がした」
“わび”「私は、わさびガーリックに入っているスパイスとコロッケの相性が抜群だと思います。特にスパイスに含まれるみかんの皮が、コロッケの風味を爽やかにして、とても美味しかったです」
“づけ”「でも少ししょっぱくない?」
“わび”& “さび”「それはない」

<コロッケ×わさび製品3種 >※評価は星5つを満点とします

わさび粗おろし金印わさび漬わさびガーリック
<中年編集マン>さび★★★★★★★★★★★★
<スパイスの女王>
づけ
★★★★★★★★★★
<若手のホープ>わび★★★★★★★★★★★★
総合★★★★★★★★★★

…後編へ続く。

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