わさびは、一般的にはその根や葉の部分がよく知られていますが、花の部分は「花わさび」と呼ばれ食用にされ、春先にしか見られない特別な姿をしています。
ここでは、わさびの花の特徴や他の植物との違いについて触れていきます。
わさびの花の特徴
わさびの花は小さく、約3ミリの大きさで、4枚の花弁を持ち、1つ1つは十字型に見えます。 花は総状に咲き、アブラナ科ワサビ属に属しているため、同じアブラナ科のペンペン草(ナズナ)やホースラディッシュ(西洋ワサビ)に似た見た目をしています。
わさびの花言葉
わさびの花には、3つもの花言葉があり、とても面白いのでご紹介します。
- 「実用」
わさびは食用の「根」の部分だけでなく、花も天ぷらにして食べることができ、葉も食用に利用されます。
その実用性から「実用」という花言葉がつけられました。 - 「目覚め」
わさび特有の辛さは、まるで目が覚めるような感覚をもたらします。そのため「目覚め」という花言葉がつけられたと考えられています。 - 「うれし涙」
わさびの香りが鼻にくると涙が出ることがありますが、それでも美味しいと感じることから
「うれし涙」という花言葉に繋がったとされています。
花わさびの旬の時期
花わさびは、春の訪れを告げる食材としても知られており、わさびの芽が花を咲かせる前の2月から3月が旬と云われています。 葉わさびの旬もほぼ同時期ですが、ハウス栽培のものもあるため、基本的に季節問わず購入できます。