昭和45年の11月にはカメヤ食品本社工場の建て替え工事が始まり、翌年の昭和46年11月に新工場が完成し、完成記念パーティーが盛大に執り行われました。
またこの年は熱海のスーパーマーケット、三島のデパートに漬物専門店を立て続けに出店しました。その背景には、GMS(総合スーパーマーケット)に漬物専門店として出店することで、カメヤブランドを地元に定着させ、更には観光土産だけに偏らずに、季節に左右されない生産体制を築く狙いもあったようです。
昭和47年には茎わかめの佃煮「きゃらわかめ」を発売。
「きゃらわかめ」は発売後爆発的にヒットし、製造が間に合わなくなるほど売れました。
しかしお客様からの注文に対して間に合わせることを優先してしまい、製造の基本がおろそかになりがちでした。その結果、カビが発生し商品クレームとなり、保健所からの立ち入り検査を受けることとなりました。
その後カメヤでは商品の品質管理に力を入れ、研究室の研究員も増員して分析・検査の取り組みを強化しました。