水とつくる伊豆の暮らし

こだわりの逸品

今も昔も守り続ける味のハーモニー「わさびふりかけ」

発売から40年以上のロングセラーとなった「わさびふりかけ」。
伊豆の観光地から全国のスーパーまで、幅広く愛されてきた自慢の商品です。
近年ではEU圏でも好評をいただき、その人気は世界にも広がりつつあります。

ほとんど味を変えずにつくり続けてきたこの商品には、真心を込めて開発に取り組んだ社員と、レシピを大切に継承してきた工場の想いがつまっていました。

予想に反して大ヒット。観光地からスーパーへ展開

カメヤの「わさびふりかけ」は、もともと観光地で販売するお土産として開発された商品でした。思いのほか人気を博したことから、全国のスーパーでも販売を開始しました。

今では“わさび味のふりかけ”はよく見かける存在ですが、当時の売り場にあったのはカメヤの「わさびふりかけ」のみ。
非常にニッチなこのフレーバーが全国区で受け入れられるかどうか、初めは全く予想がつきませんでした。
しかし結果は生産が追いつかなくなるほどの大ヒット。ありがたいことに、多くのファンから愛され続ける商品となったのです。

わさびが主役のふりかけだから、本格的な辛味を追究

「わさびふりかけ」の開発で最もこだわったのは、風味豊かなわさび顆粒。
ここに、当時の社員のわさびにかける想いが凝縮されていました。

カメヤでは伊豆を中心とした静岡県産のわさびを、新鮮なうちに仕入れて自社内で加工しています。
もちろん「わさびふりかけ」のわさび顆粒にもこの原料を使用して、本物に近い風味を出しています。
さらに、当時の社員が大切にしていたのが口の中で辛味を感じる“タイミング”です。

口に入れてすぐ辛いと感じるのではなく、最初はわさびの香りがふわりと広がるように。やがて鋭い辛味が走り、スッと溶けていく。
平面的な味わいではなく、まるで本物のわさびをそのまま食べたような奥深さを表現するために、辛味を感じてから溶けてなくなるまでの時間差を大切にしたのだといいます。
常日頃からわさびと向き合っているからこそ、決して譲れないポイントでした。

本物に近い辛味を目指したわさび顆粒

見た目、食感、旨味……調和する美味しさを求めて

わさびが主役のふりかけですが、辛味だけでは物足りません。
ふりかけとしての美味しさを追究するため、ひとつひとつの具材を厳選しています。 海苔は日本国内から、色が濃く上質なものを仕入れて使用しています。角海苔、バラ海苔、あおさなど3種類以上の異なる海苔をバランスよく配合して、ほどよくパリパリとした舌ざわりを生み出しました。
他にもごま、鰹節、あられなど香りや旨味をしっかりと感じられる原料を集めています。

見た目や食感のバランスを大切に、多種多様な具材をミックス

明るいイエローの卵顆粒にも隠れたこだわりが。実はこの色、顆粒メーカーの方と相談して決めたカメヤの「わさびふりかけ」のための専用カラーなのです。
味はもちろん、他の具材のミックスしたときに美味しく見えるよう、細かくすり合わせをしながら色味の調整も重ねました。

具材のサイズは全体的に少し大きめで、食べやすさと満足感を兼ね備えた仕上がりに。
ご飯にふりかけたときの見映えも意識して、目にも楽しい色合いに整えました。
そして完成したのが、伊豆のわさび屋・カメヤのこだわりが詰まった「わさびふりかけ」なのです。

最初の味を守り続けながら、改善を積み重ねていく

これまで開発や製造に携わってきた先輩社員の想いを受け継ぎ、工場では「レシピに忠実につくり上げる」ことを大切にしています。
ふりかけ製造の難しさは、ほんの少しの工程が違うだけで味が大きく変わってしまうところ。20種類以上の原料の味をひとつに束ねるために、材料の分量から投入する手順に至るまで計算され尽くしたのが現在の「わさびふりかけ」のレシピです。
若手社員に教えるときも、伝え方には細心の注意を払います。変わらない美味しさをきちんと守って伝えていくのが、工場のポリシーです。

実はこの瓶も金型から製作したオリジナル。握り心地よいデザインが人気

長年製造を続けるうちに、工場内の環境や施設も少しずつ改善を重ねてきました。
ライン配置の見直しや空調への設備投資により、ふりかけの大敵である湿気対策を徹底。さらに最先端機器の導入によって、品質チェックの精度も格段に向上しました。
「わさびふりかけ」はカメヤとともに少しずつ進歩し、改善してきた商品とも言えるかもしれません。

ひと瓶に詰まった数多の想い。変わらぬ美味しさを食卓に

わさびの風味とそれを支える奥深い旨味。カメヤは変わらぬ美味しさをお楽しみいただけるよう、今日もものづくりに励んでいます。
皆様の食卓にもぜひ「わさびふりかけ」をお取り寄せください。

ご紹介した商品 

わさびふりかけ 

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